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VOL.4 リフォームを前提に都心の中古マンションを買うこだわりリフォーム
2003.2.5号
このところ、地価の下落・規制緩和の影響で、都心にもバブルのころから比べてかなりお値打ちのマンションが多く供給されてきています。それでも一等地の物件になると、庶民には高値の花。
そこで視点を変えて、中古マンションをリフォームして住まうという考えはいかがでしょうか?
現在、新築マンションではコーポラティブといって「自分で内部を自由設計できる」しくみが流行っています。一戸建てを自分の好きなように設計できるのと同じで、マンションの枠(ハコ)は決まっているものの、内装や間取り、仕様を自分のテイストにあわせることができるのが特徴です。 それと同じように内装に手をいれていない中古マンションを安価で取得し、リフォームすることで自分のテイストにするのです。
・リバ・プランニングのご提案(渋谷区:家族構成/夫婦+子供1人)
リフォームを前提に中古マンションを購入。ご希望は南欧風、シンプルでナチュラルな印象の、明るく開放的な空間。部屋数が多いだけの3DKを家族構成にあわせた2LDKにするというプラン。
間仕切り壁が多いせいか閉鎖的な感じで薄暗かったので、思い切って大部分の壁を取り除き、ドアの位置を変更するなどのアイデアで広いLDKと主寝室をつくります。LDKは自然素材を使ったオープンな空間にし、主寝室にはゆったりベッドを並べられる広さとたっぷりの収納を確保しました。
そこで注意しなくてはいけないのは、床下に隠された部分です。内装(壁紙や建具)・設備(キッチンやユニットバス、トイレなどの水まわり)などを新しくすれば、見た目にはきれいですし、変わったデザイン性の製品を用いれば所謂デザイナーズマンション風にすることはできます。しかし家というのは目に見える部分だけではなく、特に中古物件においては上下水道の配管などこそが、後々事故が起こりやすく、慎重に調べなくてはならない箇所なのです。あとで水漏れ・・・なんてことが起こらないためにも表向きだけ化粧するのではなく、そういった要の部分も考えられたリフォームのご提案をいたしました。
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