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2002.10.2号 |
VOL.1 ペットと一緒にくらしたい! 自己所有の一戸建てに住んでいる人を除き、共同住宅やその他賃貸物件に住んでいる人は、近隣の方や大家さんとの約束により、生活上さまざまな制約があるもの。 賃貸マンションの中でも いわゆる「ペット可物件」というのは、契約書にも禁止事項として「動物を飼育すること」という文言がなく、借主が自分で管理することを前提に、居室内でペットを飼うことを認めているものです。 では、なぜ世の中「ペット禁止」の物件が多いのでしょう? ●部屋が傷む 抜け毛による汚れ、爪による建具の傷つけ、食物や排泄物等による臭いの付着 ●近隣への騒音 鳴き声 階下への足音(犬は四足ですし、大型犬になると幼児が駆け回るのと同じくらい響きます) ペットと一緒に暮らせる部屋をさがしてみると ●募集物件が少ない 不動産業者が利用する アットホーム検索(8/23現在)で 豊島区 1R・1K・1DK マンション の登録物件数を調べてみました。 通常検索 489件 ペット可 24件 なんと20分の1しかありません! ●賃料は比較的高め 退去後のリフォーム工事は平均して通常の2倍以上の費用がかかります。その分賃料が高めになっていたり、敷金を積み増ししたりする、ということは、物件を良好な状態に維持していくためにやむを得ないと思われます。 ※ 最近 ペット仕様のマンション(エントランス脇に足洗場がある、汚れの多い足回りだけのクロス交換が可能なような内装、扉にペット専用の通行口を設けるなど)が新築され、話題になっていますが、付加価値が付けば付くほど賃料に跳ね返ります。市場の1〜2割り増しと思っていいでしょう。
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